【ホロアース】サービス終了の裏側には何があった?理由を3つの根拠で考察!

ホロアースが終了した理由

ホロライブのメタバース「ホロアース」が2026年6月28日でサービス終了。

この一報を見て、「あれだけ長く開発してたのに、なんで正式リリースから1年で?」って引っかかった方、多いんじゃないでしょうか。

ホロアースが終了する詳細な理由、実は公式声明では明言されていません

ですが、決算説明会での谷郷元昭CEOの「要素を盛り込みすぎた」という発言と、約32億円の特別損失計上、この2つが“実質的な答え”になっているんです。

それでは詳しく見ていきましょう♪

目次

ホロアース サービス終了の概要|いつ・何が起きたのか

ホロアースの運営元であるカバー株式会社は、2026年5月14日付けで公式サイトにサービス終了のお知らせを掲載しました。

サービス終了の日時は、2026年6月28日(日)21:00です。

ホロアースは2025年4月24日に「Ver.1.0.0」として正式リリースされたばかり。
つまり、正式サービス開始からわずか1年あまりでの幕引きということになります。
プロジェクトの発表自体は2021年、β版の公開が2022年とされていますから、構想から数えれば長い時間をかけて育ててきたサービスだったんですよね。
それだけに、この“スピード感”に驚いた方が多いのも納得です。

終了までのスケジュール一覧

公式に発表された段階的な機能停止のスケジュールを、時系列の表にまとめました。

日付・時刻何が起きるか
2026年5月14日(木)サービス終了の発表/有償ホロコインの販売停止
2026年6月3日(水) 23:59公式有償アイテム・クリエイターアイテムの販売停止/ホロアースマーケットプレイスの新規登録・審査・編集の停止
2026年6月28日(日) 21:00サービス終了
2026年6月29日(月)12:00〜9月30日(水)12:00未使用の有償ホロコイン・クリエイターポイントの払い戻し申出受付(予定)
2027年5月31日(月) 12:00クリエイター向け「支払調書」のダウンロード期限(予定)

ちなみに公式無償アイテムの販売は、サービス終了まで継続されます。

ひとつ補足しておくと、マーケットプレイスの新規登録・審査・編集の停止については、当初の発表時に日付の誤りがあり、公式サイトで訂正されています。

現在の公式サイトでは、これらの停止日は公式有償アイテム等と同じ「6月3日」と記載されています。
速報メディアによって日付の記載が分かれている部分なので、正確な日程は公式のお知らせで確認するのが確実です♪

ホロアースはなぜサービス終了したのか|3つの根拠で読み解く

さて、ここからが本題です。

「なぜ終わるのか」――この問いに対して、情報の出どころがバラバラなまま語られているのが現状なんですよね。
なので、確度の違う情報をきちんと分けて整理していきます。

公式声明の理由は「慎重な検討の結果」――実は明言を避けている

まず公式サイトのお知らせ。
ここに書かれている終了理由は、「今後のサービス提供について慎重に検討を重ねた結果」というものです。

……お気づきでしょうか。
これ、具体的な理由を何ひとつ言っていないんです。

「慎重に検討した」というのは結論に至るプロセスの説明であって、「なぜ終わるのか」の答えにはなっていませんよね。
公式声明はあくまで感謝とお詫びが中心で、踏み込んだ理由は語られていない――まずこの事実を押さえておきましょう。

決算説明会でのCEOの本音「要素を盛り込みすぎた」

では“本当の理由”はどこで語られたのか。
それが、同じ5月14日に開かれたメディア向けの決算説明会でした。

カバーの代表取締役社長CEO・谷郷元昭氏は、ホロアースの撤退について「ライブイベントやゲームなど、いろいろな要素を盛り込みすぎた」のが反省点だったと説明しています。

ここがかなり重要なポイントなんですよね。
谷郷CEOによれば、ホロライブというIPの力を使ってメタバース事業を伸ばそうとしたものの、

  • 要素が多すぎて、ライブもゲームもいずれも中途半端になってしまった
  • タレントにとって、通常の配信アプリとホロアース、2つの配信先があることが負担になっていた

この2点が語られています。
「公式声明では言わなかった本音が、決算説明会で出てきた」という構図なんですね。

外部メディアが指摘する背景――同時接続数の低迷、エリアの過疎化

さらに、ニュースメディアや業界系メディアは、別の角度からの背景も指摘しています。

たとえば、同時接続数の低迷やエリアの過疎化。
タレントが本人の姿で登場する「降臨祭」イベントのときは盛り上がるものの、それ以外の時間帯は人が少なく、開発コストに見合う収益を上げられていなかったのではないか――という分析です。
加えて、2021〜2022年に盛り上がったメタバースブーム自体が沈静化したという、市場全体の冷え込みを挙げる声もあります。

ただし、これらはあくまで外部メディアの推測・分析であって、カバーが公式に「これが理由です」と認めたものではない、という点には注意が必要です。

終了理由の確度を整理【信頼度マトリクス】

ここまでの情報を、「どこまで確かなのか」で4段階に区分してみました。
憶測と事実をごちゃ混ぜにしないために、このマトリクスはぜひ活用してくださいね。

終了理由として語られていること内容確度
「慎重に検討を重ねた結果」公式声明の文言。ただし具体的理由は明言なし◎ 公式が出した文言そのものは事実
経営資源の再配分/構造改革IR資料に「技術的成果を既存事業へ集約し、経営資源を再配分する構造改革」と明記◎ 公式明言(適時開示)
「要素を盛り込みすぎた」ライブ・ゲーム等が中途半端化、タレントの配信先二重化の負担○ CEOの決算説明会発言
同時接続数の低迷・エリアの過疎化開発コストに見合う収益を上げられなかった△ メディアの推測・分析
メタバース市場全体の冷却2021〜22年のブーム沈静化△ メディアの推測・分析
コウゾーNPC炎上が直接の引き金✕ 公式・CEOとも終了理由として挙げていない

こうして並べてみると、「なぜ」の核心は◎と○、つまり「経営資源の再配分」と「要素の盛り込みすぎ」にある、というのが見えてきますよね。

約32億円の特別損失とは|数字で見る撤退の重さ

「なぜ」を理解するうえで、もうひとつ欠かせないのが“お金の話”です。
今回の撤退がどれだけ重い決断だったのか、数字で見ていきましょう。

特別損失31億9900万円・ソフトウェア資産の全額減損

カバーは2026年3月期の決算で、ホロアース関連のソフトウェア資産などについて帳簿価額の全額を減損処理することを決議しました。
その金額が、31億9900万円。
これを特別損失(減損損失)として計上しています。

「全額減損」というのは、ざっくり言えば「このプロジェクトの資産価値はゼロとして処理します」という会計上の判断です。
撤退の本気度が伝わってきますよね。

カバー本体への影響(純利益45.7%減、役員報酬の自主返納)

この特別損失は、カバーの決算にもしっかり影響を与えました。

2026年3月期の売上高は前年同期比13.7%増の約493億3000万円と、トップラインはむしろ伸びています。
それなのに、純利益は前年同期比45.7%減の30億1600万円まで落ち込みました。
これは、ホロアースの特別損失に加え、低回転在庫の除却・評価減(約18億円)なども重なった結果です。

さらにカバーは、経営責任を明確にするためとして、代表取締役社長の谷郷元昭氏と取締役CTOが、それぞれ月額基本報酬の20%の2カ月分相当額を自主返納することも発表しました。
役員報酬の自主返納まで踏み込んでいるあたり、社内的にも“きちんとケジメをつける案件”として扱われていることがわかります。

投じた開発費 約33億円 vs 特別損失 約32億円【数字で比較】

ここで、競合の速報記事があまり並べていない数字を、あえて横並びにしてみます。

項目金額確度
ホロアースに投じた開発費(累計)約33億円△ 一部メディアの試算
計上した特別損失(減損損失)31億9900万円◎ IR適時開示
カバーの当期純利益30億1600万円(前年比45.7%減)◎ 2026年3月期決算
業績予想との純利益の乖離△47.1%(予想57億円→実績約30.16億円)◎ IR適時開示

こうして並べると、ぞっとしませんか?
ホロアースに投じてきたとされる開発費(約33億円)と、今回計上した特別損失(約32億円)が、ほぼ同じ規模なんです。
つまり、「これまでつぎ込んできたものを、ほぼまるごと損失として処理した」という構図に近いわけですね。

ちなみに「約33億円」という開発費は一部メディアの試算であって、カバーが公式に総額を発表したものではない点だけ補足しておきます(だから確度は△にしています)。

コウゾーNPC炎上騒動はサービス終了の原因なのか?

ここで、検索している方の多くが気になっているであろう疑問に答えます。

「2025年に炎上した『コウゾーさん』の件、あれが終了の引き金になったんじゃないの?」――この疑問、ネット上ではかなり根強いんですよね。
きちんと切り分けていきましょう。

2025年10月のコウゾーNPC炎上とは何だったか

まず、事実関係を簡潔に整理します。

2025年10月23日のアップデート(Ver.1.1.0)で、新エリアにNPCキャラクター「コウゾーさん」が追加されました。
このキャラの外見(帽子・眼鏡をかけた高齢男性風)、「コウゾー」という名前、そして「機械の変なところをいじって気づけばこんなところに……」といったセリフが、2019年の池袋暴走事故を起こした人物を強く連想させる――という指摘がSNS上で拡散し、大きな批判を呼びました。

カバーは2025年11月に該当NPCを削除。
その後の声明では、「アバター表現の多様性を目的に既存のファッションアイテムで制作したもので、特定の人物を意図した事実はない」と説明しつつ、「偶然の一致と言うには難しいとも言える状況であることは認識している」と一部認める形となりました。
この騒動の影響で、ホロアース上で予定されていたタレント出演イベント2件が延期されています。

炎上=終了の直接原因ではない理由

では、この炎上がサービス終了の「直接の原因」なのか。

結論を言うと、直接の原因ではない、と考えるのが妥当です。
理由はシンプルで、公式声明もCEOの決算説明会発言も、終了理由として挙げているのは「収益構造」や「要素の盛り込みすぎ」「経営資源の再配分」であって、炎上騒動には一切触れていないからです。

先ほどの信頼度マトリクスでも、「炎上が直接の引き金」は✕(公式・CEOとも終了理由として挙げていない)に分類しました。
少なくとも“表向きの説明”の中に、炎上は登場しないんですね。

ただし「ブランド毀損」という間接的影響は否定できない

とはいえ、「炎上はまったく無関係」と断言するのも、ちょっと乱暴かなと思うんです。

炎上によってブランドイメージが傷ついたこと、関連イベントが延期になったこと、運営体制の見直しを求める声がくすぶり続けたこと――こうした“間接的なダメージ”が、撤退の判断材料のひとつになった可能性までは否定できません。

ここは断定できる話ではないので、「直接原因ではない(✕)/間接的影響はゼロとは言い切れない(△)」という、確度を分けた整理で受け止めるのが誠実だと思います。
憶測で「炎上のせいで終わった」と決めつけるのも、「炎上は完全に無関係」と言い切るのも、どちらも事実からは少し離れてしまうんですよね。

課金していた人はどうなる?払い戻しと今やるべきこと

さて、ここまでは「なぜ」の話でしたが、実際にホロアースに課金していた方にとっては、「で、自分のお金はどうなるの?」が一番の関心事ですよね。
実務目線で整理します。

未使用の有償ホロコイン・クリエイターポイントは払い戻し対象

サービス終了時までに使い切れなかった、未使用の有償ホロコインおよびクリエイターポイントについては、払い戻し対応が実施される予定です。

「課金した分が全部パア」というわけではないので、まずはそこは安心してくださいね。

払い戻しの受付期間と「詳細案内は終了後」という注意点

払い戻しの申出受付期間は、2026年6月29日(月)12:00〜9月30日(水)12:00(予定)とされています。

ここで注意したいのが、手続きの具体的な方法は、サービス終了後に別途案内されるという点です。
つまり、今の時点では「払い戻しはある」「受付期間はこの3カ月」とわかっているだけで、「どうやって申請するか」はまだ公表されていないんですね。

なので、課金していた方がいま取るべき行動は、終了後に出る公式の案内(公式サイトやヘルプセンター)を見逃さないこと。
受付期間は約3カ月ありますが、うっかり過ぎてしまわないよう、6月末以降は公式お知らせをこまめにチェックしておきましょう。

クリエイター向け「支払調書」は2027年5月31日までDL可

ホロアースマーケットプレイスを利用していたクリエイターの方向けに発行される「支払調書」は、2027年5月31日(月)12:00(予定)まで、マーケットプレイスからダウンロードできるとされています。

確定申告などで必要になる方は、この期限を必ずメモしておいてくださいね。
サービス本体は2026年6月で終わりますが、支払調書のダウンロード期間はそこからさらに約11カ月確保されている、という形です。

終了前にやっておきたいこと

最後に、課金の有無に関わらず、終了前にやっておくと後悔しないことをいくつか挙げておきます。

  • 思い出のスクリーンショットや録画を保存しておく……ホロアースで過ごした時間は終了後はもう戻れません。お気に入りの場所やイベントの記録は、いまのうちに形に残しておきましょう。
  • 公式無償アイテムは終了まで入手可能……有償アイテムの販売は6月3日で止まりますが、公式の無償アイテムはサービス終了まで配布が続きます。気になっていたものは終了までに受け取っておきましょう。
  • 未使用の有償ホロコインは無理に使い切らなくてOK……前述のとおり払い戻し対象なので、慌てて使う必要はありません。

ホロアースは復活する?培った技術の行方と今後

「ホロアースがなくなるのは寂しい……でも、また形を変えて戻ってきたりしないの?」――そんな“次の疑問”にも触れておきますね。

プロジェクト責任者・福田一行氏のメッセージの要点

サービス終了の発表に合わせて、ホロアースのプロジェクト責任者である福田一行(IKKO)氏がメッセージを公開しています。

要点をまとめると、これまでプレイしてくれたユーザーへの感謝、そして「ホロアースを通じて培ってきた技術や挑戦は、これからのホロライブプロダクションの取り組みの中にも活かされ、新たな体験へとつながっていく」という前向きな展望です。
「サービスという形はここで一区切り」という表現も使われていて、“終わり”でありつつ“次へのバトン”でもある、というニュアンスが込められているんですよね。

アバター・3Dモーション・バーチャルライブ技術は既存事業へ集約

具体的に「技術の行方」はどうなるのか。

決算説明会でカバーが説明したところによると、ホロアースで培ったアバターテクノロジー、バーチャルライブ、3Dモーション技術、バーチャル空間環境の制御などのノウハウは、既存事業である配信コンテンツ事業へ集約されるとのこと。
「(既存事業と)直列にしたほうが良いサービスができる」という狙いのもと、創作基盤の強化に活用されるそうです。

つまり、ホロアースという“箱”はなくなるけれど、その中で開発された技術は消えるわけではなく、ホロライブ本体の配信体験を進化させる方向に流れていく――というわけですね。
たとえば、自宅の簡易的な設備でも多彩な表現ができるようにする、といった形での活用が示唆されています。

「サービスとしての復活」は現時点で未発表

では、肝心の「ホロアースというサービス自体が復活する可能性」はどうなのか。

正直にお伝えすると、サービスとしての復活は、現時点(2026年5月)では一切発表されていません。
カバーが語っているのはあくまで「技術・知見を既存事業に活かす」という話であって、「いつか新生ホロアースを出します」とは言っていないんですね。

なので、「復活するかも」と期待を持つこと自体は自由ですが、それを裏付ける公式情報は今のところ無い、というのが正確なところです。
ここも確度を意識して、「未発表=白紙」として受け止めておきましょう。

まとめ

ここまで、ホロアースのサービス終了について「なぜ」を軸に掘り下げてきました。
最後に要点を整理しますね。

  • 概要:2026年6月28日(日)21:00に終了(発表は5月14日)。2025年4月24日の正式リリースからわずか1年あまりでの幕引き
  • 「なぜ」の3つの層:①公式の建前は「慎重に検討を重ねた結果」=理由を明言せず ②CEOの本音は「要素を盛り込みすぎた」=ライブもゲームも中途半端化、タレントの負担増 ③外部分析は同時接続数の低迷・過疎化・メタバース市場の冷却(※推測)
  • 数字で見る重さ:特別損失31億9900万円(資産を全額減損)、純利益は前年比45.7%減、役員報酬の自主返納も実施。投じた開発費(約33億円)≒特別損失(約32億円)というほぼ同規模
  • 炎上との関係:コウゾーNPC炎上は終了の「直接原因」ではない(公式・CEOとも理由に挙げていない)。ただし間接的なブランド毀損の影響まではゼロと言い切れない
  • 課金者・今後:未使用の有償ホロコインは払い戻し対象(受付は2026年6月29日〜9月30日予定、手続き方法は終了後に案内)。培った技術はホロライブの既存事業へ集約され、サービスとしての復活は現時点で未発表

「なぜ終わるのか」が腹落ちすると、ニュースの見え方もちょっと変わってきますよね。
ホロアースという挑戦そのものは終わりますが、そこで生まれた技術は次のホロライブ体験につながっていく――そう考えると、これは“撤退”であると同時に“引き継ぎ”でもあるのかなと思います。

課金していた方は、まずは払い戻しの受付期間を逃さないこと。
そして残り約1カ月半、思い出を形に残しておくこと。
これを忘れずにいてくださいね♪

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